よもぎのパワーをしっていますか?
よもぎは繁殖力が強く、地下茎を張って集団で生える野草です。
色々な場所に群青しているので採取が簡単で、おすすめの野草です。そんな、よもぎは薬草として古来から重宝され、病を治すパワーの持ち主です。ぜひそのパワーを活用したいですね。
よもぎを食べる国と地域
よもぎの学名は「アルテミシア」。
これはギリシャ神話の狩猟と月の女神アルテミスから名づけられています。アルテミスは多産・豊穣の神でもあり、世界各地で薬草として用いられてきました。
ただし、海外に自生するよもぎは日本のよもぎと少し違った種類のようで、薬草としては使われますが、あまり食用としては使われていないようです。
アジアの一部では、食用としている地域があるそうですが、日本ほどはよく食べません。
日本の熊本県では、よもぎは非常によく食べられているようです。
よもぎの栄養価
よもぎは栄養価に優れた食材です。
体内でビタミンAにかわるβーカロテンはホウレンソウよりも多く含まれ、血液を固まらせるのを助けるビタミンKもトップクラスの含有量です。
よもぎの香り成分シネオールはリラックス効果があります。
βーカロテンで免疫力向上
βーカロテンは、体内でビタミンAにかわります。ビタミンAは皮膚や粘膜を保つ働きがあるので、βーカロテンを摂取すると免疫力が向上します。
ビタミンKは止血のビタミン
ビタミンKは「止血のビタミン」とも呼ばれています。止血をする際に使われるタンパク質の造成を助ける役割があります。
またカルシウムが骨に沈着するのをサポートする働きもあり、縁の下の力持ち的な存在です。
よもぎなど野草を食べる際の注意点
よもぎはアレルギー反応を起こす野草です。秋花粉症の原因の一つとなっており、もし秋に花粉症のような症状が出る人は「よもぎアレルギー」かもしれません。必ず以下のことを確認してから食べるようにしましょう。
- 見た目が悪いもの、虫がついているものは食べない
- 食べる部位を体の一部に15分ほど接触させ、アレルギーチェックをします。アレルギーがあると接触部位に、かゆみや発疹がでます。出た場合は、食べないようにしてください。
- 生食は避けた方が無難です。農薬が散布されている可能性がありますので、よく洗って火を通して食べましょう。
皮膚に接触させアレルギー反応がでたら絶対によもぎを食べないでください。
よもぎの下処理と美味しい調理法
よもぎは多年草ですが旬は春先で、柔らかい若葉を食べます。寒い季節のよもぎは硬くて食用に向きません。
よもぎの下処理と美味しい調理法を紹介します。
よもぎの下処理
天ぷらにする場合はアク抜きをしなくても構いませんが、お餅を作るときはアクを抜いたほうがより苦みが抑えられて食べやすくなります。
野草全般に言えることは、良い成分も多く含まれますが、摂りすぎると効果が強すぎるということがあります。なのでたくさん食べるならアクを抜きましょう。
だいたい熱湯で3分ほど茹でればOKです。旬を過ぎて固くなったよもぎは重曹を入れると柔らかくかつアクも抜けやすくなります。入れすぎると風味も落ちてしまいますので好みに合わせてやってみましょう。
よもぎの美味しい食べ方
よもぎを含め野草の美味しい食べ方は何でも天ぷらですね。天ぷらにすれば間違いありません。
よもぎ餅も定番の食べ方ですね。よもぎがたくさん取れた場合は、一度に食べきれませんので冷凍保存して、よもぎ餅を作りましょう。
よもぎの保存方法
・沸騰したお湯で湯がく
・冷水に取り冷ましたら、水気をよく絞る
・包丁でよもぎ餅に入れる用に細かく切る
・再び水気を切る
・1回に使う分ずつラップに包んで冷凍庫へ
よもぎの食用以外の活用法
よもぎは食べて美味しいだけでなく、リラックス効果をもたらす香り成分シネオールに注目しましょう。その特性を有効に使っていきましょう。
よもぎティー
よもぎの葉っぱをポットに入れ、お湯を注ぎ3分待つだけで簡単によもぎティーができちゃいます。無料で美味しい、よもぎティーでよもぎの香りを存分に味わいましょう。
よもぎ風呂
ちぎった葉っぱをお風呂に入れるだけで、良い香りの入浴剤に早変わりです。
入浴剤は買うと高いですし、化学製品なのであまり使いたくないので、天然のよもぎを使っています。
よもぎスプレー
消毒に使うようなアルコールによもぎを漬けこむと、良い香りのスプレーが作れちゃいます。リラックス効果が十分期待できます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
よもぎは使い道の多い野草です。春先は群青しているよもぎを大量に採取して冷凍保存して一年通してよもぎのパワーを体内に取り入れましょう。
0円でこんな食材が手に入るなんてすばらしいですよね。
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