普段何も考えずに使っているトイレ、一回流すといくらかかるか知っていますか?
トイレを流す水が水道代で占める割合を紹介し、節約方法を考えてみたいと思います。
トイレを一回流すといくらかかる?
一回のトイレを流すのに使う水の量は、使っているトイレの種類によって異なりますが平均して10ℓと言われています。
水道料金は住んでいる地区によって違いますが、だいたい1ℓ当り0.24円※です。
つまり、1回トイレを流すと2.4円かかる計算になりますね。
人間の一日の排泄回数の平均は5回ですので、一日家のトイレを使うと12.4円かかります。
月にすると372円、年間で4500円が一人当たりトイレの水道料金となります。
4人家族ですと年間で18000円となり、結構大きな金額となります。もしこの水道料金を30%削減できたら、外食でちょっと贅沢できちゃいますよね。
※東京都、口径20ミリで1ヵ月24㎥使用した場合の水道、下水道料金をもとにしています
家庭でかかる水道料金の使用内訳
平成27年度の東京都水道局が公表した家庭における水道使用量の割合という資料の中で、トイレで利用した水の割合は21%となっており、水道料金の5分の1がトイレの水となっています。
思ったよりもトイレは水を使っているのです。ちなみに一番水を使うのがお風呂です。この二つの節約を徹底すれば水道代が大幅に安くなります。
トイレの水道代節約術
実際にかかる水道代が分かったところで、トイレでの節約術をみていきましょう。
お風呂の残り湯でトイレを流す
お風呂の残り湯でトイレを流す方法は2つあります。一つは、止水栓を止めて残り湯をタンクに入れて流す方法で、もう一つは直接便器内へ水を流す方法です。
どちらもメリットデメリットがあります。
タンク内へお風呂の残り湯を入れるメリットは、適切な量でトイレを流すことができるのでより節水効果が期待できます。しかし、残り湯の雑菌がタンク内で繁殖したり、いちいちタンクのカバーを外して水を入れたりするなどのデメリットもあります。
お風呂の残り湯を便器へ直接流すメリットは、直接入れるだけなので簡単なのと、衛生的であることです。デメリットは、完全に流すのに水を多く使うのと、飛び跳ねる危険があることです。
どちらの方法にしても節約効果は高いので、お風呂の残り湯でトイレを流すようにしましょう。
給水タンク内の浮き玉を調節し、タンク内の水の量を減らす
給水タンク内には水位調整リングと浮き玉という部品がついています。この部品を調整すると使う水の量を減らすことができます。
しかし、タンク内をいじるので下手に触ると故障する可能性もありますので、注意してください。
TOTOのサイトを参考にしてみてください。
タンク内にペットボトルを入れて水位を調節してる人もいると思いますが、中でペットボトルが倒れたりして配管を痛める可能性が高く、やめたほうがいいです。ペットボトルを入れるよりも、浮き玉を調整してみてください。
トイレの節水グッズを使う
トイレの節水グッズが市販されています。
初期投資にいくらかのお金が必要ですが、数か月間使えば初期投資額を回収でき、後は貯金となります。
家のトイレを使わない
朝起きてトイレに行きますか?
私は、通勤で途中のトイレを使うため朝は家のトイレを使いません。また帰宅時には最寄りの駅で必ずトイレに行きます。これだけで2回分のトイレの水道代を節約できます。
年間で計算すると1752円の節約効果があります。たったこれだけで相当な節約になりますよね。
ただし、この方法は急に用を催すと大変で、朝のトイレは混雑しているのでそこだけは気を付けてください。
まとめ
トイレの水道代は全体の2割にも及ぶことがわかりましたね。
トイレを上手に使えば年間で外食にいけるぐらいの節約ができるので是非紹介した節約法を試してみてください。
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