究極の離島バイト?『硫黄島からの手紙』の硫黄島でバイトしてみた!

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硫黄島といえば、太平洋戦争末期に本土防衛の最終防衛ラインとして激戦が繰り広げられた島として、アメリカのクリント・イーストウッド監督指揮の大ヒット映画『硫黄島からの手紙』と『父親たちの星条旗』の舞台となり有名になりました。

現在は、海上自衛隊の基地となっており、一般人が入島することは原則として禁止されています。
ところが、年に数回だけ一般人がこの島を訪れるチャンスがあります。

それは防衛弘済会という会社でバイトすることです。毎年5月、在日米軍の離発着訓練の2週間ちょっとの間だけ足りなくなる人員を補充するために食堂や清掃の仕事が求人に出されます。毎年経験者に電話をかけて人員を集めますが、揃わなかった場合にだけ求人誌に求人が出てきます。近年は、経験者が集まらず定員割れしているのでほぼ求人誌に求人がでてくると思って大丈夫です。

硫黄島での仕事情報

社名: 財団法人防衛弘済会 本部
本社所在地: 東京都新宿区北山伏町1-11 牛込食糧ビル4F
URL:http://www.bk.dfma.or.jp/
求人の職種

  1. 調理師
  2. 調理補助
  3. 清掃

給与

  1. 日給11000
  2. 3. 日給9000

調理師免許保持者だけが調理師として働けますので、免許がないと調理補助か清掃となります。
だいたい、17日ぐらいの期間働くので13~14万ぐらい貰えることになります。

勤務時間・曜日
3つの時間からシフト制
①4:00~12:00 ②12:00~20:00 ③20:00~02:30
仕事の間に60分間の休憩があります。日給制のため休憩時間に関わらず同じ給料が支給されます。

待遇
社会保険完備、制服貸与、宿舎・水道光熱費無料
食事代徴収あり 一日約1000円です。

・病気や怪我をした場合は自衛隊の医務室が無料で使えます。ある程度の病気に対応しています。
・調理補助の場合はエプロンと調理服、清掃の場合は作業着を着て仕事をします。
・宿舎は、二人部屋です。室内はベッドとロッカーのみです。
・トイレは水洗トイレで、清潔です。お風呂はシャワーだけですが、真水でお湯が出ます。
・硫黄島の水は雨水を濾過して使用するため飲用はできません。そのためミネラルウォーターが支給されます。

仕事内容
期間中は毎日同じポジションを任されますが、業務内容は皿洗いや野菜切り、盛り付けなどのあくまでも補助的なことなので誰にでもできることしか任されないので安心です。
清掃もほぼゴミ捨てや床掃除などのルーティンワークですので、70歳ぐらいの方も元気に働いていました。

求人
防衛弘済会の求人は、一般的な求人サイトで行っているようです。毎年2月か3月頃に求人がでます。
履歴書を持参して面接があります。遠方の場合は、郵送のみで可能な場合もあるので問い合わせしてみてください。





売店
硫黄島に鹿島建設という建設会社の寮があり、そこに売店があります。タバコとお酒が買えるので重たい荷物を持ち込まなくて大丈夫です。自衛隊員と米軍用の売店も利用でき、お菓子やアイスなどの嗜好品も買えますので、充実した生活ができます。

 

硫黄島のバイトをおすすめする理由

1年に数週間しか求人のないレアなバイトですが、一度は経験しておくと良いおすすめのバイトです。以下にその理由を解説します。

ミリタリー好きではなくともワクワクする

硫黄島ヘは入間にある自衛隊基地から自衛隊の輸送機に乗っていきます。数ある輸送機の中でどの輸送機に乗れるかは運次第です。私が参加した時は運よく最新のC2輸送機に乗ることができました。なかなか日常では乗ることができない自衛隊機に乗れるチャンスです。

米軍の離発着訓練は最新鋭の機体ではなく、F15戦闘機を使用していました。基本的に訓練の様子の写真撮影は禁止ですが、米軍側が訓練を公開し説明してくれる際は写真撮影がフリーになります。硫黄島を背景にF15戦闘機を撮影できるのは、カメラ好きにはたまらない経験ができるでしょう。

さらに硫黄島には自衛隊の売店があり、硫黄島でしか買えないオリジナル商品を購入することができます。その硫黄島グッズは高値でメルカリなどで取引されています。転売目的でこのバイトに参加している人もいるぐらいの需要の高さがあります。グッズが手に入れば、バイト代と転売で2度おいしい思いもできちゃいますよ。

今も爪痕が残る戦争遺産ダークツーリズム

硫黄島は戦前は千人ほどの民間人が住んでいて漁業や硫黄の採掘などで栄えていた島でしたが、戦後は米軍に占領され、返還後も自衛隊の人間しか入島できず民間人の居住が許されていません。
そのため手つかずのまま、戦争当時の様子が今も生々しく残されています

硫黄島の防衛では地下壕を張り巡らし、ゲリラ戦で戦いました。そんな地下深くに張り巡らされた地下壕は、現存しており中に入ることが許されています。銃弾を受けた跡や火炎放射で焼け焦げた生活用品は回収されることなく残ったままになっており、当時の戦闘の激しさを窺い知ることができます。戦争の悲惨さと、そこで戦った英霊への感謝の念を感じました。

バイトの一団が島に到着してまず行うのが英霊供養です。バイトスタッフ全員で慰霊碑に行き英霊に手を合わせます。この英霊供養のために毎年参加されている方もいらっしゃいました。
お花や、お酒などを持参して、慰霊碑にお供えしていました。祖国を守るために戦った英霊に感謝です。

孤島で暮らす経験

最近になってようやくネット回線が繋がった硫黄島ですが、通信速度が非常に遅くほとんど使えないものと思ってください。テレビも地上波放送は映らず、BSがかろうじて映る程度です。
派遣期間中は外部からの情報が非常に限定的になります。情報の溢れた現代社会において、このような外部と遮断された環境で生活してみることは、かなり新鮮で面白いですよ。

もちろん島ですので、海で泳いだり釣りをしたり(サメがいて危ないですが)、火山島なので海岸の砂を掘ると温泉が湧きでたり、壕が天然のサウナになっていたり、摺鉢山に登り硫黄島を一望したりするなどして島の生活を満喫することができます。宿舎には猫が住み着いていて、その猫と遊ぶ時間も楽しかったです。

大学生やフリーランス、定年退職者にぴったり

2週間以上の間、離島に行くわけですし、天候が悪化した場合には輸送機が飛びません。そのため時間的な余裕がある人にこのバイトは向いています。特に大学生は、絶対におすすめです。

在日米軍と日本の関係や太平洋戦争の学びなど気づかされることが多くあります。米軍の訓練ですが、居住費や飲食費は日本人の税金から「思いやり予算」として拠出されています。米軍の飲食費は一食千円で計算され、無料で飲食していますが、自衛隊員は一食300円ほどで給料から天引きされています。日本とアメリカのパワーバランスが見えてきます。

これから先の人生を見据えるとこの島での経験は絶対に役に立ちます。

まとめ

運動とドリンク

いかがだったでしょうか。もう一度このバイトのおすすめ理由をおさらいしておきましょう。

  • ワクワクすることがたくさん
  • 戦争遺産のダークツーリズム
  • 孤島で暮らす経験

このように非日常の世界でお金をもらいながら生活できるということがこのバイトの醍醐味ですね。離島まで行って時給1000円は安いという人が多かったですが、その金額以上に得たもののほうが私は多かったです。
次に参加するときは装備を揃えて、ジャングルの中を散策したり、地下壕の奥深くに潜ってみようと思っています。

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