本格的なお茶って高いので自分ではあまり買うことはないですが、冠婚葬祭の引出物でいただくことが多いですよね。遅く起きた休日のお昼に飲む本格的なお茶は本当に最高です。でも飲んだ後のお茶殻ってどうしています。もしかしてそのまま捨てていませんか。
お茶殻は抗菌・消臭作用がある「カテキン」を豊富に含んだ有能な素材で、捨てるのはもったいないです。そんなお茶殻の特徴を踏まえて、消臭剤や肥料に有効活用する方法をご紹介します。
カテキンって何?
「カテキン」は、お茶に含まれるポリフェノールで、お茶の苦みと渋みのもとになっている成分です。カテキンは健康への効果が高く、人間にとって有能な素材です。
- 殺菌と抗菌作用
- 抗酸化作用
- 血糖値の上昇を緩やかにする
- コレステロール値を下げる
- 口臭予防
- 肥満改善
ざっとみただけで、健康に良いものであることがわかりますね。カテキンの摂取量に上限は定められていませんので、安心して毎日飲めますね。そしてお茶を飲んだ後に出るお茶殻にもカテキンが多く残っていますので捨てずに有効活用していきましょう。
まずは、お茶殻を乾燥させることから始めよう
お茶を淹れた直後のお茶殻は水気を含んでいますね。この状態でお茶殻を放置してしまうと、すぐに腐っていってしまいます。なので、まずはお茶殻を乾燥させる必要があります。
どんな方法で乾燥させても大丈夫ですが、網状の物の上に広げるやり方が一番乾燥が早く綺麗に仕上がります。もし、天候が悪いときなど乾燥がうまく進まない場合は電子レンジで30秒ほど加熱すると水分がうまく抜けてくれます。ただし、長い時間電子レンジにかけると焦げますので注意してください。
消臭剤に使ってみよう
カテキンには、抗菌作用があるので消臭効果が期待できます。
いらなくなったストッキングなどの布に包んで臭いの気になる場所に置くのが一般的ですが、ストッキングがないって家庭も多いですよね。
私がおすすめしたいのが、いらなくなったビンにいれて置くことです。おしゃれなビンに入れればインテリアとなるので、嫌な生活感がでません。
靴の臭いが気になるので、下駄箱の中に2つ入れています。劇的な効果はありませんが、臭いが弱くなっていますので継続して使っています。
また、冷蔵庫の中って臭いが気になるけど、化学製品ってあまり使いたくないですよね。そんな時は、口に入れても安心なカテキンパワーで冷蔵庫の消臭をしましょう。ただ、冷蔵庫の中は湿気があるので一週間程度で交換しないとお茶殻自体から臭いを発するので、こまめに取り換えるようにしてください。
掃除に使ってみよう
お茶殻を乾燥させるのがめんどくさいって人は、出し切って薄くなったお茶を最後まで使い切る方法があります。
方法は簡単。出し殻にお湯を入れ、まな板や包丁、魚焼きグリルを洗い流すだけ。カテキンの抗菌消臭作用で嫌な臭いが軽減されますよ。熱いうちに使う方が油汚れも取れるので一石二鳥です。
シンクの汚れにもカテキンは効果的です。シンクにふりまいてスポンジでこするだけで、簡単にシンクが綺麗になります。
湿ったままのお茶殻を電子レンジでチンすると、カテキンの蒸気で電子レンジが消臭できちゃいます。
肥料に使ってみよう
家庭菜園はドケチの必須事項ですが、肥料を買っていたら意味がありませんね。肥料もケチりましょう。
お茶殻を土に撒くだけで、肥料に早変わり。お茶殻にはタンパク質と繊維が含まれているので良い肥料となります。また虫よけにもなるので、せっかく育てた野菜が虫に食われるという悲劇を予防する効果もあっておすすめです。
ただし、熱いままのお茶殻をそのまま撒かないでください。温度が高くなると植物が弱ってしまいます。
お風呂に入れてみよう
果物の皮をお風呂に入れると、香りが残ったり風呂釜が悪くなったりと私はおすすめしません。でも抗菌消臭作用のあるお茶殻はそんな悩みを解決してくれます。
ほんのりとお茶の香りがするお湯は、日本人でよかったぁと思わせてくれる素敵な時間を提供してくれます。ネットに入れて使ってくださいね。
料理に使ってみよう
お茶の葉には栄養がたっぷり含まれていますが、水に溶けだすカテキンやビタミンCは飲むことで摂取することができます。しかし、水に溶けないビタミンEやβ―カロテン、食物繊維はお茶殻に残ったままになってしまいます。これは非常にもったいないので、お茶殻を料理に使ってみましょう。
まずはしっかりと乾燥させます。そしてミキサーで粉末状にすれば、あっという間に即席ふりかけの完成です。お茶の粉は、小麦粉と混ぜれば草団子のような味に早変わり、粉末だしと混ぜてごはんの上にかけても美味しいですよ。
まとめ
いかがだったでしょうか。お茶に含まれる「カテキン」は非常に万能だということがわかっていただけたと思います。特に天然の抗菌消臭作用は体にも環境にも優しい存在ですね。お茶は飲んで終わりにするのはもったいない。高級品ですから、残ったお茶殻を最後まで有効活用してあげましょう。
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